初診時(急性症状がある時は後日に行う事もあります)に患者様の歯の状態、歯ぐきの状況が分かりやすい資料を作成して『歯の健康診断書』としてお渡ししております。十分に説明させて頂く事で、患者様の不安を最小限に抑えると同時に、その患者様にとって最適の治療を提供しております。
一般歯科
一般歯科とは、虫歯の治療をはじめ歯周病予防、歯槽膿漏の治療、歯の欠損部を補う事などです。当院ではレントゲンを撮影したり、口腔内カメラを使用したりして各患者様の歯の健康状態や治療方針を患者様に丁寧にカウンセリングし、十分理解していただいた上で治療する事を心がけています。虫歯や歯周病の進行を防ぐには、日々の正しいブラッシングも欠かせません。当院では歯科衛生士が虫歯になりにくくするブラッシング指導も行っています。
歯科口腔外科
口腔外科はお口の中だけでなく、あごや顔に生じる病気を治療予防するところです。また、心臓病、糖尿病などの全身疾患をかかえられた患者様の歯科治療を安全に行う役割も担っています。 したがって、治療は外科的なものとは限らず、内科的な薬物療法、整形外科的な理学療法も行います。
小児歯科
当院では、お子様に「歯医者さんは恐くない場所、それよりも楽しい場所」と思ってもらえるような医院作り・診療を心がけ、「新しい虫歯を作らない」を目標にフッ素塗布・シーラントなど予防治療に力を入れて取り組んでいます。
こだわりの治療
- ・PMTC(歯のクリーニング)
- ・審美歯科
- ・金属床
- ・ノンクラスプ義歯
- ・ホワイトニング
◎予約制:当日予約可(急患は随時受付)
休診日:木曜・日曜・祝日
歯周病は、歯周組織における慢性的な感染症ですが、症状や経過は患者さん自信 の全身疾患やライフスタイルが大きく影響することから生活習慣病の1つとして 理解するのが一般的です。最近の研究で、歯周病が全身疾患と深い関係があるこ とがわかってきました。
歯周病と心疾患
心疾患は日本における3大死亡原因の1つに挙げられる全身疾患です。歯周病菌は血流に乗って心臓や他の臓器に感染することがわかっています。心臓の弁膜や内膜に発症する「細菌性心内膜炎」のほとんどは、口腔内の細菌が原因です。
また、冠動脈に感染すると原因菌が産生する炎症性物質や毒素が血栓を作り、動脈硬化を進行させる可能性が指摘されています。血圧やコレステロール、中性脂肪の高い方は心疾患のリスクを少しでも軽減するために、口腔ケアの重要性を理解していただく必要があります。
歯周病と糖尿病
心疾患に次いで知っておかなければならない全身疾患です。血糖値の高い状態が長く続くと歯周組織に炎症を起こしやすくするだけではなく、歯周病の進行を早めることが知られています。
糖尿病の方は、そうでない方よりも細菌感染しやすくなったり、創傷治癒が遅くなることもよく知られています。これは、糖尿病に伴う好中球の機能低下、微小血管の障害、コラーゲンの代謝障害が歯周病の重篤度に深く関係しているのではないかという見方が高いようです。
歯周病と誤燕性肺炎
口腔内物質が食道を通らずに、誤って気道へ入ってしまい歯周病の原因菌が肺や気管支に感染して発症します。
高齢者や寝たきりの方に多く見られます。お口の中の衛生状態と肺炎には深い相関性があるといわれており、お口の中を清潔に保つことがリスクの軽減につながります。そのためには、健康なときから口腔内を健康に保つことを習慣づけることが大切です。
もしも、寝たきりや身体が不自由になった場合も、家族や歯科医師・歯科衛生士の協力を得ながら口腔ケアを続けて行きたいものです。
歯周病と早産
妊娠期間が37週未満の出産を早産と言い、体重が2,500g未満の新生児を
低出生体重児と定義されています。妊娠中は口腔衛生状態が悪くなりがちなのに加えて、女性ホルモンの血中濃度が高くなります。歯周病の原因菌の中には、この女性ホルモンを利用して増殖するものがあるため、歯肉炎を引き起こしやすくなります。(妊娠性歯肉炎)
一方、歯周病に罹患している部位から、毒素や炎症性物質が血液中に入り、胎盤を刺激すると胎児の成長に影響を与えたり、子宮の収縮を促すなどして低体重児出産や早産のリスクが高まることが明らかになっています。母親が進行した歯周病にかかっている場合、低体重児を出産する率が7倍以上になるとも言われています。
歯周病を未然に防ぎ、軽度のうちにしっかり治療して、丈夫な赤ちゃんを出産したいものです。